退職後の再就職に不安を感じている方にとって、職業訓練(ハロートレーニング)は強力な選択肢です。受講料無料でスキルを身につけられるだけでなく、失業保険の給付期間が延長されたり、給付金を受けながら学べたりするメリットがあります。

この記事では、職業訓練の種類・受講できるコース・給付金の仕組み・申込手順まで詳しく解説します。

職業訓練(ハロートレーニング)とは

職業訓練は、求職者の早期再就職を支援するために国や都道府県が実施する無料の職業能力開発プログラムです。「ハロートレーニング」は職業訓練の愛称で、大きく2つの種類があります。

公共職業訓練(離職者訓練) 求職者支援訓練
対象者 雇用保険の受給資格がある方 雇用保険を受給できない方
受講料 無料(テキスト代は自己負担) 無料(テキスト代は自己負担)
訓練期間 3ヶ月〜2年 2〜6ヶ月
給付金 失業保険が訓練終了まで延長 職業訓練受講給付金(月10万円)
実施機関 ポリテクセンター、都道府県、民間委託 民間の訓練機関

受講できるコースの例

職業訓練には多種多様なコースがあります。主なジャンルと具体的なコース例は以下のとおりです。

IT・Web系

事務・経理系

技術・ものづくり系

介護・福祉系

職業訓練中の給付金

公共職業訓練の場合(雇用保険受給者)

公共職業訓練を受講すると、以下の給付を受けられます。

最大のメリット:所定給付日数が90日の方が6ヶ月の訓練を受ける場合、通常なら3ヶ月で切れる失業保険が6ヶ月間もらえることになります。生活費の心配をせずにスキルアップに集中できます。

求職者支援訓練の場合(雇用保険を受給できない方)

雇用保険の受給資格がない方でも、以下の条件を満たせば職業訓練受講給付金(月額10万円+通所手当+寄宿手当)を受けられます。

職業訓練の申込手順

  1. ハローワークで求職申込み:まだ登録していない場合は、最寄りのハローワークで求職申込みをする
  2. 訓練コースを探す:ハローワーク窓口で相談するか、ハロートレーニングのウェブサイトでコースを検索
  3. 受講申込み:ハローワークの窓口で受講申込書を提出(訓練開始の約1〜2ヶ月前が締切)
  4. 選考(面接・筆記試験):人気コースは選考があり、倍率が高いこともある
  5. 受講あっせん:選考に合格すると、ハローワークから受講あっせんが出される
  6. 訓練開始:指定された日時に訓練機関で受講開始

注意:人気のコース(IT系・Web系など)は倍率が2〜3倍になることもあります。志望動機や再就職への意欲をしっかり伝えることが選考通過のポイントです。また、申込締切は訓練開始の1〜2ヶ月前のため、早めに情報収集を始めましょう。

職業訓練を受けるメリット・デメリット

メリット

デメリット・注意点

退職代行利用後の職業訓練

退職代行を利用して退職した場合でも、職業訓練の受講に何ら支障はありません。ハローワークに求職申込みをして、通常どおり受講申込みができます。

退職後の流れとして、離職票をもらってハローワークで失業保険の手続きをした後に、職業訓練の相談をするのがスムーズです。

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退職エクスプレス編集部

この記事を書いた人

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本記事は一般的な法律情報の提供を目的としており、法律相談ではありません。個別の事案については弁護士や各公的機関にご相談ください。退職エクスプレスは退職届の作成・送付・電話通知による退職意思の伝達を代行するサービスであり、会社との交渉は行いません。

よくある質問

職業訓練は無料で受けられますか?

公共職業訓練(離職者訓練)は原則無料です。テキスト代や交通費は自己負担ですが、受講料はかかりません。求職者支援訓練も受講料は無料です。ただし、専門実践教育訓練給付金を利用する場合は有料の講座もあります。

職業訓練中も失業保険はもらえますか?

はい、公共職業訓練を受講中は失業保険(基本手当)が訓練終了まで延長されます。さらに受講手当(日額500円)や通所手当(交通費)も支給されます。訓練期間が所定給付日数を超えても、訓練終了まで給付が延長される「訓練延長給付」が適用されます。

職業訓練にはどんなコースがありますか?

IT・プログラミング、Webデザイン、簿記・経理、医療事務、介護、ビルメンテナンス、CAD、電気工事など幅広いコースがあります。訓練期間は2ヶ月〜2年で、コースによって異なります。ハローワークの窓口やハロートレーニングのウェブサイトで検索できます。