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失業保険のもらい方|退職代行でも受給できる?
「退職代行を使ったら失業保険がもらえないのでは?」と心配される方がいますが、結論から言えば退職代行を利用しても失業保険(雇用保険の基本手当)は問題なく受給できます。退職代行はあくまで退職の意思を伝える手段であり、退職理由や雇用保険の受給資格には影響しません。
失業保険の受給条件
失業保険を受け取るには、以下の条件を満たす必要があります。
- 雇用保険に加入していた期間が、退職前2年間で通算12ヶ月以上あること(会社都合の場合は6ヶ月以上)
- ハローワークで求職の申し込みを行い、働く意思と能力があること
- 離職票をハローワークに提出すること
自己都合退職 vs 会社都合退職
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自己都合退職 |
会社都合退職 |
| 待期期間 |
7日 + 2ヶ月(給付制限) |
7日のみ |
| 給付日数 |
90〜150日 |
90〜330日 |
| 必要な加入期間 |
12ヶ月以上 |
6ヶ月以上 |
ポイント: 退職代行を利用した場合、通常は「自己都合退職」の扱いになります。ただし、パワハラや長時間労働が原因の退職は「特定受給資格者」として認められ、会社都合と同等の条件で受給できる可能性があります。
パワハラ退職なら「特定受給資格者」になれる可能性
以下のような理由で退職した場合、ハローワークで「特定受給資格者」または「特定理由離職者」と認定される可能性があります。
- パワハラ・セクハラが原因の退職
- 月80時間以上の残業が続いた場合
- 給与の未払い・大幅な減額があった場合
- 労働条件が契約内容と著しく異なっていた場合
証拠(メール、録音、勤怠記録等)があると認定されやすくなります。ハローワークの窓口で事情を説明しましょう。
申請手順
- 離職票を受け取る — 退職後10日前後で会社から届きます。届かない場合はこちらのガイドを参照してください。
- ハローワークで求職申込み — お住まいの管轄のハローワークに行き、求職の申し込みと離職票の提出を行います。
- 雇用保険説明会に参加 — 指定日にハローワークで開催される説明会に参加します。
- 待期期間 — 7日間の待期期間があります。自己都合退職の場合は、さらに2ヶ月の給付制限期間があります。
- 認定日にハローワークへ — 4週間に1度の認定日にハローワークに行き、求職活動の報告を行います。
- 失業手当の振込 — 認定後、約1週間で指定口座に振り込まれます。
必要書類
- 離職票(1・2)
- マイナンバーカード(または通知カード + 本人確認書類)
- 写真2枚(縦3cm x 横2.4cm)※マイナンバーカードがあれば不要
- 本人名義の預金通帳またはキャッシュカード
- 印鑑
よくある質問
Q. 退職代行を使ったことはハローワークにバレる?
バレません。離職票には退職代行を利用した旨は記載されません。ハローワークが確認するのは「退職理由」と「雇用保険の加入期間」です。
Q. 離職票の退職理由が「自己都合」になっていたが、実際は会社に問題があった場合は?
ハローワークの窓口で異議を申し立てることができます。証拠を持参して、事情を説明してください。ハローワークが調査の上、退職理由を変更してくれる場合があります。
本ガイドは一般的な情報提供を目的としています。給付日数や金額は個人の状況により異なります。詳細はお住まいの管轄のハローワークにご相談ください。