「仕事を辞めたい、でもお金がない」——この悩みを抱えている方は非常に多いです。心身が限界なのに、経済的な不安から退職に踏み切れない。しかし、お金がないことは退職できない理由にはなりません。
この記事では、お金がない状態でも退職を実現するために準備すべき5つのことと、退職後に活用できる公的支援制度を詳しく解説します。
準備1:退職後にもらえるお金を把握する
最後の給与
退職しても、退職日までに働いた分の給与は必ず支払われます(労働基準法24条)。通常の給与支払日に支払われることが多いですが、退職後7日以内に請求することも可能です(労働基準法23条)。
有給休暇の消化
退職届提出後に残っている有給休暇を消化すれば、その期間分の給与が発生します。たとえば有給が20日残っていれば、約1ヶ月分の給与に相当します。
有給消化は労働者の権利:有給休暇の取得は労働基準法39条で保障されています。退職前の有給消化を会社が拒否することはできません。退職届提出後の有給消化に対して、会社は時季変更権を行使できません(変更先の日がないため)。
退職金
退職金制度がある会社の場合、退職金が支給されます。金額は就業規則・退職金規程を確認してください。自己都合退職の場合は会社都合退職より低くなることが一般的です。
失業保険(雇用保険の基本手当)
退職後にハローワークで失業保険の申請ができます。自己都合退職の場合の概要は以下の通りです。
- 受給要件:退職前2年間に12ヶ月以上の被保険者期間
- 待機期間:申請後7日間の待機期間+2ヶ月の給付制限(5年間に2回まで。3回目以降は3ヶ月)
- 受給額:退職前6ヶ月の賃金の50〜80%(上限あり)
- 受給期間:90日〜150日(被保険者期間と年齢による)
準備2:公的支援制度を調べる
住居確保給付金
離職後に住居を失うおそれのある方に、家賃相当額(上限あり)が原則3ヶ月間支給される制度です。
住居確保給付金の概要:
- 申請先:市区町村の自立相談支援機関
- 支給期間:原則3ヶ月(延長可能、最長9ヶ月)
- 支給額:地域ごとの基準額(東京23区単身の場合、月53,700円が上限)
- 要件:離職後2年以内、収入・資産の基準を満たすこと
緊急小口資金
一時的に生活が困窮した場合に、社会福祉協議会から最大10万円の貸付を受けられる制度です。無利子で利用できます。
総合支援資金
生活再建に必要な費用を社会福祉協議会から借りられる制度です。単身世帯で月15万円以内、2人以上世帯で月20万円以内を最長3ヶ月間借りられます。
国民健康保険料・国民年金の減免
退職後に収入が大幅に減少した場合、国民健康保険料の減免や国民年金の免除を申請できます。市区町村の窓口で相談してください。
準備3:退職前に固定費を見直す
削減できる固定費
退職前に固定費を見直して、月々の出費を減らしておきましょう。
- スマホ代:格安SIMに乗り換え(月3,000〜5,000円の節約)
- 保険料:不要な民間保険を見直す
- サブスク:使っていないサービスを解約
- 家賃:可能なら実家に戻る、またはより安い物件を検討
- 車の維持費:車が不要なら売却も検討
準備4:転職先の目星をつけておく
退職前に転職活動を始める
お金の不安を減らす最も効果的な方法は、退職前に転職先を決めておくことです。
退職前にできる転職活動
- 転職サイトに登録して求人を検索する
- 転職エージェントに相談する(無料)
- 履歴書・職務経歴書を作成しておく
- 興味のある業界の情報を集める
- 面接の日程を有給休暇を使って確保する
在職中に転職活動ができない場合
パワハラや長時間労働で在職中に転職活動ができない場合は、退職を優先しましょう。退職後にハローワークの再就職支援サービスを活用すれば、職業相談や求人紹介を受けられます。
準備5:退職方法を決める
自分で退職する場合
退職届を作成して会社に直接提出または郵送します。費用は切手代(84円〜)だけです。ただし、引き止めへの対応や会社とのやり取りはすべて自分で行う必要があります。
退職代行を利用する場合
退職エクスプレスの料金はパート・アルバイト9,800円、正社員・契約社員12,800円です。お金に余裕がない方にも利用しやすい価格設定です。
退職代行の費用対効果:退職を先延ばしにすることで失われるもの(精神的健康、転職のタイミング、有給消化の日数)を考えると、退職代行の費用は十分に合理的な投資です。特に有給消化ができれば、退職代行の費用以上の給与を得られます。
お金がなくて退職できない人によくある誤解
誤解1:「失業保険は少なくて生活できない」
失業保険の受給額は退職前の賃金の50〜80%です。月収20万円の場合、月額約11〜16万円程度になります。住居確保給付金と組み合わせれば、家賃の心配なく生活できます。
誤解2:「退職後すぐに働かないとお金が底をつく」
最後の給与、有給消化分の給与、退職金がある場合は退職直後にまとまったお金が入ります。失業保険の給付開始までの2〜3ヶ月間を乗り切れれば、その後は失業保険で生活できます。
誤解3:「正社員を辞めたら二度と正社員になれない」
現在の転職市場では、正社員から正社員への転職は珍しくありません。人手不足の業界も多く、退職理由が前向きなものであれば再就職は十分可能です。
心身の健康はお金より大切:パワハラや過労で心身を壊してしまうと、治療費がかかるだけでなく、長期間働けなくなる可能性があります。「お金がない」を理由に退職を先延ばしにして健康を損なうほうが、経済的にもマイナスです。
まずは行動を起こすことが大切
お金の心配は理解できます。しかし、退職後に利用できる公的支援制度は充実しています。「お金がない」は退職できない理由にはなりません。まずは以下のステップから始めましょう。
- 有給休暇の残日数を確認する
- 失業保険の受給要件を確認する
- 住居確保給付金の申請先を調べる
- 退職代行に無料相談する
お金の不安は無料相談で解消
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よくある質問
貯金がなくても仕事を辞められますか?
辞められます。失業保険、住居確保給付金、緊急小口資金などの公的支援制度を活用すれば、貯金がなくても退職後の生活を維持できます。退職前にこれらの制度を調べておくことが重要です。
退職後の生活費はどのくらい必要ですか?
最低2〜3ヶ月分の生活費を確保しておくのが理想です。自己都合退職の場合、失業保険の給付開始まで2〜3ヶ月かかるためです。ただし、住居確保給付金などの支援制度を活用すれば、必要額を減らせます。
お金がなくても退職代行は使えますか?
退職エクスプレスの料金はパート・アルバイト9,800円、正社員・契約社員12,800円と業界最安水準です。クレジットカード払いに対応しており、実質的に後払いも可能です。
退職後にもらえるお金にはどんなものがありますか?
最後の給与(退職日までの勤務分)、有給消化分の給与、退職金(規定がある場合)、失業保険が主なものです。未払い残業代がある場合は請求も可能です。
