「今の仕事を辞めて、地方で新しい生活を始めたい」——都市部の満員電車、長時間労働、高い生活費に疲れ、地方移住を考える人が増えています。コロナ禍以降、リモートワークの普及もあり、地方移住は以前よりもずっと現実的な選択肢になりました。
この記事では、退職を機に地方移住を考えている方に向けて、UIJターン転職の支援制度、移住先選びのポイント、具体的な移住ステップを詳しく解説します。
UIJターンとは?3つの移住パターン
Uターン:地方出身者が都市部で就労した後、出身地に戻ること
Iターン:都市部出身者が、出身地以外の地方に移住すること
Jターン:地方出身者が都市部で就労した後、出身地の近くの地方都市に移住すること
内閣府「令和5年度 新型コロナウイルス感染症の影響下における生活意識・行動の変化に関する調査」によると、東京23区に住む20代の約44%が地方移住に関心を持っています。
地方移住の支援制度を活用する
地方創生移住支援事業(移住支援金)
国と自治体が連携して実施する最大の支援制度が「地方創生移住支援事業」です。
移住支援金の金額:
- 単身:最大60万円
- 世帯:最大100万円
- 子ども加算:18歳未満の子ども1人あたり最大100万円
例:夫婦+子ども2人の場合 → 最大100万円+200万円=最大300万円
主な受給条件
移住支援金の主な条件:
- 移住直前の10年間のうち通算5年以上、東京23区に在住または東京圏から東京23区に通勤していたこと
- 移住直前に連続1年以上、東京23区に在住または通勤していたこと
- 移住先が東京圏以外の道府県、または東京圏内の条件不利地域であること
- 移住先の都道府県が移住支援事業を実施していること
- 移住先で就業・起業・テレワーク等の要件を満たすこと
自治体独自の支援制度
国の制度以外にも、各自治体が独自の移住支援を行っています。
| 支援の種類 | 内容例 |
|---|---|
| 住居支援 | 家賃補助(月1〜3万円)、空き家バンク、リフォーム費用補助 |
| 就業支援 | 地元企業の紹介、起業支援金(最大200万円)、農林漁業の研修 |
| 子育て支援 | 保育料無料、学用品補助、医療費助成(18歳まで無料など) |
| お試し移住 | 短期滞在施設の無料提供、移住体験ツアーの実施 |
| 引越し費用 | 引越し費用の一部補助(5〜30万円程度) |
移住先選びの7つのポイント
ポイント1:仕事があるか
移住で最も重要なのは収入源の確保です。移住先が決まる前に仕事を見つけるのが理想です。
- リモートワーク可能な職種なら、現在の仕事を続けたまま移住できる
- 地方の求人は都市部より少ないため、転職エージェント(地域特化型)の活用が有効
- 農林漁業・介護・看護など地方で人手不足の業種は採用されやすい
- 起業支援制度が充実している自治体もある
ポイント2:生活費のシミュレーション
東京23区 vs 地方都市の生活費比較(単身・月額目安)
| 項目 | 東京23区 | 地方都市 |
|---|---|---|
| 家賃(1K) | 8〜12万円 | 3〜5万円 |
| 食費 | 4〜5万円 | 3〜4万円 |
| 交通費 | 1〜2万円 | 車の維持費2〜3万円 |
| 合計目安 | 18〜25万円 | 12〜18万円 |
ポイント3:医療・教育環境の確認
地方では病院や学校が遠い場合があります。特に子育て世帯は、総合病院や小児科へのアクセス、学校の選択肢を事前に確認しましょう。
ポイント4:交通の利便性
地方では車が必須の地域が多いです。免許を持っていない場合は取得費用も計算に入れましょう。公共交通機関の利便性も重要です。
ポイント5:気候と自然環境
雪国、湿度の高い地域、台風の多い地域など、気候の特性を理解した上で移住先を選びましょう。お試し移住で実際に体験するのがおすすめです。
ポイント6:地域コミュニティとの相性
地方では都市部以上に地域の人間関係が密接です。自治会への参加や地域行事への協力が求められることもあります。事前に移住者の声を聞いておくと参考になります。
ポイント7:お試し移住を活用する
多くの自治体が「お試し移住」プログラムを用意しています。1週間〜1ヶ月程度、実際にその地域で生活を体験できるので、移住前にぜひ活用しましょう。
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地方移住の具体的なステップ
移住までの6ステップ:
- STEP1(3〜6ヶ月前):移住先の候補を3〜5地域に絞る。移住相談窓口に連絡
- STEP2(2〜4ヶ月前):お試し移住や現地見学を実施。仕事・住居の情報収集
- STEP3(1〜3ヶ月前):移住先決定。住居の契約。転職先の内定を得る
- STEP4(1〜2ヶ月前):退職手続き。引越し業者の手配。各種届出の準備
- STEP5(移住時):転入届、健康保険・年金の手続き、移住支援金の申請
- STEP6(移住後):地域コミュニティへの参加。生活の安定
移住の相談窓口
主な相談窓口:
- ふるさと回帰支援センター(東京・有楽町):全国の移住情報を一箇所で相談できる
- 各都道府県の移住相談窓口:東京事務所やオンライン相談を実施
- JOIN(移住・交流推進機構):移住支援情報のポータルサイト
- 各自治体の移住定住サイト:求人・住居・支援制度の情報が集約
まとめ:退職は地方移住のきっかけになる
退職は人生の転機であり、地方移住という新しい生活を始める絶好のチャンスでもあります。移住支援金や自治体独自の支援制度を活用すれば、経済的な不安も軽減できます。
大切なのは、勢いだけで移住するのではなく、仕事・住居・生活環境を十分にリサーチした上で計画的に進めることです。お試し移住や移住相談窓口を積極的に活用しましょう。
退職の手続きに不安がある方は、退職エクスプレスにご相談ください。退職届の作成・送付・電話通知をまるごと代行し、次のステップへスムーズに進めるようサポートします。
よくある質問
移住支援金はいくらもらえますか?
地方創生移住支援事業による移住支援金は、単身の場合最大60万円、世帯の場合最大100万円です。さらに、18歳未満の子ども1人につき最大100万円が加算されます(2023年度より増額)。ただし、東京23区在住または東京圏から東京23区に通勤していた方が対象地域に移住する場合が主な対象です。
UIJターンとは何ですか?
Uターンは出身地に戻ること、Iターンは出身地以外の地方に移住すること、Jターンは出身地の近くの地方都市に移住することです。いずれも都市部から地方への移住を指す用語として使われています。
退職代行で退職してから地方移住は可能ですか?
はい、問題ありません。退職の方法は移住支援制度の利用条件には含まれていません。退職代行で退職した後に地方移住の準備を進め、移住支援金の申請をすることは可能です。
