「バイトを辞めたいけど、店長が怖くて言えない」「辞めたいと言ったら怒られた」——高校生のアルバイトでも、退職に悩むケースは少なくありません。
結論から言うと、高校生でも退職代行を利用することは可能です。ただし、未成年者特有の注意点があります。この記事では、高校生がバイトを辞めるための法的知識と、退職代行の利用方法を解説します。
高校生のアルバイトと退職の法律
高校生にも退職の権利がある
高校生であっても、労働者としての権利は成人と同じく法律で保護されています。民法627条により、退職届を出してから2週間で退職が成立します。バイト先の承諾は不要です。
民法627条1項:当事者が雇用の期間を定めなかったときは、各当事者は、いつでも解約の申入れをすることができる。この場合において、雇用は、解約の申入れの日から二週間を経過することによって終了する。
未成年者の労働契約に関する特別規定
労働基準法には、未成年者を保護するための特別規定があります。
労働基準法58条2項:親権者又は後見人は、未成年者の労働契約が未成年者に不利であると認める場合においては、将来に向かってこれを解除することができる。
つまり、親(保護者)がバイト先の労働条件が子どもに不利だと判断した場合、親が代わりに労働契約を解除できるのです。パワハラを受けている、労働条件が悪いなどの場合は、この規定に基づいて親が退職手続きを行うことも可能です。
18歳成年との関係
2022年4月から成年年齢が18歳に引き下げられました。そのため、18歳以上の高校生は法律上は成年であり、親権者の同意なしに退職代行を利用できます。17歳以下の高校生は未成年者として、親権者の同意が必要です。
高校生がバイトを辞められない理由
よくある状況
高校生がバイトを辞められず悩む典型的なパターンを見てみましょう。
辞められない状況の例
- 「人手が足りないから辞めないで」と言われ続ける
- 「辞めるなら代わりを見つけてこい」と言われる
- 店長やオーナーが怖くて退職を言い出せない
- 「テスト期間だけ休めばいい」と退職を認めてもらえない
- 「契約期間が残っている」と辞めさせてもらえない
- 退職を申し出たら怒鳴られた
高校生が退職しにくい背景
高校生が退職しにくい背景には、以下のような事情があります。
- 社会経験の少なさ:退職の権利や法律を知らないため、バイト先の言いなりになりやすい
- 立場の弱さ:大人(店長、オーナー)に対して対等に意見を言えない
- 罪悪感:「迷惑をかけてしまう」という気持ちが強い
- 知識不足:退職届の出し方や法的な権利を知らない
高校生のバイト退職でよくある誤解
誤解1:「契約期間中は辞められない」
期間の定めのある雇用契約(3ヶ月契約など)の場合でも、民法628条の「やむを得ない事由」があれば途中で退職できます。パワハラや学業への支障は「やむを得ない事由」に該当します。また、多くのアルバイトは期間の定めのない雇用契約であり、2週間で退職可能です。
誤解2:「代わりを見つけないと辞められない」
後任の採用は雇用主の責任です。従業員(バイト)が代わりを見つける義務は法律上ありません。これを条件に退職を拒否することは違法です。
誤解3:「シフトが入っているから辞められない」
退職届を提出すれば、2週間後には退職が成立します。シフトが入っていることは退職を妨げる理由にはなりません。ただし、シフト分の有給消化や欠勤扱いについては会社との調整が必要です。
誤解4:「辞めたら損害賠償を請求される」
「損害賠償」は脅し:労働基準法16条は、退職を理由とした違約金や損害賠償額の予定を禁止しています。「辞めたら〇万円払え」「研修費を返せ」といった主張は法律上認められません。このような発言は不当な退職妨害であり、高校生を脅す行為です。
高校生がバイトを辞める正しい方法
方法1:自分で退職届を提出する
最もシンプルな方法です。退職届を書いて店長やオーナーに直接渡すか、郵送で送付します。
- 退職届に「○月○日をもって退職します」と記載
- 日付と署名を記載
- 店長やオーナーに直接手渡し、または郵送
- 退職届を出してから2週間で退職成立
方法2:親に退職を伝えてもらう
自分で言い出せない場合は、親(保護者)に代わりに退職の意思を伝えてもらう方法もあります。労働基準法58条2項に基づき、親は未成年者に不利な労働契約を解除する権利があります。
方法3:退職代行を利用する
退職代行を利用すれば、バイト先と直接やり取りすることなく退職手続きが完了します。退職届の作成・送付はすべて退職代行が行います。
退職エクスプレスの料金(アルバイト):9,800円
退職届をメール・電話・郵送の3手段で届けます。全額返金保証付き。17歳以下の方は保護者の同意が必要です。
高校生が退職代行を使う際の注意点
保護者への相談
退職代行を利用する場合、まず保護者に相談することをおすすめします。18歳以上であれば法律上は保護者の同意なしに利用可能ですが、費用の支払いや退職後の生活について家族と話し合っておくことが大切です。
学校への影響
学校がアルバイトを許可制にしている場合、退職によって学校側への報告が必要になることがあります。学校の校則を確認しておきましょう。
貸与品の返却
制服やエプロン、鍵などの貸与品は退職後に郵送で返却してください。クリーニングが必要な制服は、洗って返却するのがマナーです。
高校生のバイト退職ケーススタディ
ケース1:飲食店のバイトを辞めたい高校2年生
状況
Aさん(17歳・高校2年生)はファミリーレストランでアルバイト。テスト期間にもシフトを入れられ、学業に支障が出ていた。辞めたいと店長に伝えたが「今辞められると困る」と退職を認めてもらえなかった。
対応
保護者に相談し、保護者の同意のもと退職エクスプレスに9,800円で依頼。退職届をメール・電話・郵送で送付。2週間後に退職が成立。制服は洗って郵送で返却した。
ケース2:コンビニバイトでパワハラを受けた高校3年生
状況
Bさん(18歳・高校3年生)はコンビニでアルバイト。オーナーから日常的に怒鳴られ、ミスをするたびに「弁償しろ」と言われていた。受験勉強に集中したいが、退職を言い出すと何をされるかわからないと恐怖を感じていた。
対応
18歳で成年のため、本人の判断で退職エクスプレスに9,800円で依頼。退職届を送付し、「弁償」については労働基準法16条により違法である旨も伝えた。退職は問題なく成立した。
バイトを辞めたい高校生を応援します
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よくある質問
高校生でも退職代行を使えますか?
利用は可能ですが、未成年者の場合は親権者(保護者)の同意が必要になることがあります。退職エクスプレスでは、未成年の方からのご依頼は保護者の同意を確認した上で対応しています。
高校生がバイトを辞めるのに親の許可は必要ですか?
退職の意思表示自体は未成年者本人が行えます。民法5条により未成年者の法律行為には親権者の同意が必要ですが、労働基準法58条2項により、親権者は未成年者に不利な労働契約を解除することができます。つまり、親が代わりに辞めさせることも可能です。
バイト先に「辞めるなら代わりを見つけてこい」と言われましたが従う必要がありますか?
従う必要はありません。後任の採用は会社(バイト先)の責任であり、従業員に代わりを見つける義務はありません。これは高校生に限らず、すべての労働者に共通するルールです。
高校生がバイトを辞めるとき、何日前に言えばいいですか?
民法627条により、退職届を出してから2週間で退職が成立します。就業規則で「1ヶ月前」と定めていても、法律上は2週間で辞められます。
